富士運輸のSDGsへの取り組み

富士運輸は、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」というSDGsの趣旨に賛同し、次の取り組みを行っています。

 

 

   

 

排出ガス対応済み

  自動車排出ガスの規制については、
 ①単体規制(一定の条件下で測定された排気ガ
  ス濃度が基準を満たしていない車両の新車登
  録させない)、
 ②車種規制(基準を満たしていない車両の新車
  登録・移転登録・継続登録をさせない)、
 ③運行規制(排出ガス性能などをもとに車両の
  運行を制限する 流入規制) 
 があります。
 富士運輸は、新型車両を導入することで、①~③のすべてに対応しているため、例えば東京都、大阪府など、③運行規制(流入規制)のある地域においても、全車両が運行することができます。
 富士運輸は、新型車両を続々と導入し、排気ガス問題にも積極的に取り組んでいます。

 2020年を目標に、大型トラック全車両を衝突被害軽減ブレーキ搭載車両に入れ替える予定です。この目標に対して、2020年9月時点で、約1,280台に搭載が完了しました。
 また、軽減ブレーキの性能をユーザーとして確認しています。2020年9月には、2回目の取り組みとして、車両メーカーご担当者様、ユーチューバーなどにもご参加いただきました。乗務員への啓蒙はもちろんのこと、ユーチューブでの配信、メーカーへの要望等を通じて、当社だけではなく、同業者も通じた事故防止、事故被害軽減に取り組んでいます。
 <衝突被害軽減ブレーキの例>
 ・先行車の車速10km/h以上かつ自車速度80km/h以下の場合、衝突回避を支援
 ・停止車両に対し、自車速度50km/h以下の場合、衝突回避を支援
 ・静止歩行者に対し、自車速度30km/h以下の場合、衝突回避を支援

    

 2020年3月には、三菱ふそう・スーパーグレート「運転自動化レベル2」の高度運転支援機能搭載車両の国内第1号車を導入しました。この車両は、国内初となる運転自動化レベル2の高度運転支援機能と、衝突被害軽減ブレーキを新規搭載することで、ドライバーの負担の大幅軽減と、より進化した安全支援機能を実現した車両です。
 1号車に続き、順次導入しています。

 例えば、当社トラックを彩る塗料は、スチレン、エチルベンゼン、MIBK、ナフタレンが配合されていない、特定化学物質障害予防規則による規制対象外です。環境、作業者に配慮した塗料を使用しています。
 また、荷室の床材として、竹を使用しているトラックを導入しています。従来床材に使用されてきたアピトンは成木になるまで60年以上の歳月を要しますが、竹は成長スピードが速く、約5年で資材として使用できる優秀な素材です。 
 さらに、エンジンオイルは、硫酸灰分、リン分、硫黄分が低減されたものをトラック全車両で使用しています。これにより、DPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)の目詰まりの抑制・メンテナンス間隔の延長を通じて、燃費の悪化を抑制しています。
                       

 

 ISOとは、スイスのジュネーブに本部をおく「国際標準化機構」(International Organization for Standardization)の略称で、国際的な標準である国際規格を策定するための比政府組織です。
 ISO39001は、ISOが定める国際標準の一つで、道路交通事故による死者や重傷者を撲滅することを目的として2012年10月に発行された国際規格です。PDCAサイクルに従って、適切な道路交通安全マネジメント体制を確立、実施、維持、改善するために組織に必要とされる要求事項を明文化しています。
 当社は、“最大の品質は「安全」である”と定めており、20207月には、全国43拠点で認証を受けました。

 

 国土交通省近畿運輸局から「ICTを活用した運送効率化などによるCO2削減」を推進したとして表彰されました。
 当社が表彰された項目は次の通りです。
 ・ドコマップGPS位置情報サービスの導入
 ・スーパーマルチ車両の導入
 ・大型天然ガストラックの導入
 ・空車率の低減でCO2削減
    (2005年30%→2015年15%)
 これらの仕組みを用いて、さらなるCO2削減に取り組んでいます。

     

 

 

 従来、紙に印刷して発送していた請求書の電子化に取り組んでいます。限りある森林資源の保護と、お客様への到着がスピーディーになることからも大変ご好評をいただいております。今後は、FAXで送信をご希望のお客様に対しても、紙に印刷してFAX送信する手順を見直し、システムでお客様にFAX送信するよう準備を進めてまいります。

 

             

 

 法令で定められた健康診断の実施はもちろんのこと、2020年3月に「健康経営優良法人(大規模法人部門)」として認定されました。これは、従業員の健康管理を経営的な視点で考え戦略的に実践する「健康経営」の取り組みが優良であると認められたものです。
 今後も継続して従業員の健康管理に努めてまいります。

 フィリップモリスジャパン社が推進している喫煙対策に共鳴し、喫煙者の加熱式たばこへの切り替えを支援するために、初期購入費の一部を会社で負担しました。
 今後も機会を設けて、切り替えを支援していきます。

 富士運輸では、乗務員から、運行管理者、支店長、役員、グループ会社の社長などにキャリアアップした実績があります。学歴や年齢・性別・国籍にこだわらず、「やる気」と「成長する意欲」能力を適切に評価し、適切な部署・職位に配置しています。



 新規採用合格者には、安全運転を基礎から見直すため、教習所にて技能診断・運転適性診断を受診し、運転教習のプロの厳しい目からの指導を受けています。
 また、社内でも約1か月の教育プログラムを実施し、各フェーズでの技能・適性・能力を判断し、すべてに合格した者のみを乗務員と鈴鹿サーキット交通教育センターでの添乗指導員育成プログラムを受講しています。これにより、各拠点においても質の高い乗務員教育を行っています。


 

 

 毎月の優秀社員表彰制度、永年勤続表彰、従業員紹介制度を通じて、社員一人ひとりの貢献に対して会社として讃えています。また、ファミリーデー(従業員の家族を対象とした職場・トラックなどの見学イベント)を通じて、家族の理解を深め、当社で働く従業員の満足度の向上を図っています。

    

 セクシャルハラスメントやパワーハラスメントなどの職場でのトラブルに対しては、管理職を集めた研修や、啓蒙ポスターの貼付、相談窓口の設置などを通じて、積極的に取り組んでいます。職場でのトラブルが発生した際には、事実関係の調査・ヒアリング、人事面での対応、再発防止に努めています。

  労働組合とは定期的に交渉の場を設けています。賃金だけでなく、設備など職場環境の改善を求める要求に対しても、真摯な態度で交渉し、可能な限り要望を実現しています。

 

 

          

 大地震発生の際は従来より、大型トラックによる長距離輸送という当社業務の特性を生かし、救援物資の輸送を行ってまいりました。また奈良県トラック協会との間では、大規模災害時における緊急輸送車両への燃料供給体制を構築しております。
 そして2019年8月、奈良県の「指定地方公共機関」に指定されました。これは、災害時に、奈良県の要請に応じて必要な対応をとることができる当社の車両、施設、社内体制などが奈良県によって評価されたものです。もし、災害が発生した場合は、奈良県の要請に基づき、対応致します。

       

  地域貢献の一環として、車両に地域の特産物や特徴的な文化施設、歴史などをPRするために、トラックにラッピングしています。当社の主要業務である大型トラックによる長距離輸送という特徴を生かして、地域の特徴を全国にPRしています。

  
  

 富士運輸は、奈良県全域をホームタウンとするサッカークラブである「奈良クラブ」に協賛しています。地域スポーツチームを支援し、社会に夢と希望をもたらす取り組みです。
        

        (写真上:NARA CLUBをPRする当社ラッピングトラック、
         写真右:購入代金の一部がNARA CLUB支援金となる自動販売機)


 

  当社の税務申告等に対して、管轄税務署から申告納税制度の本旨に即した内容と認められ表敬して頂きました。事業を通じで得た利益を適切に申告・納税することを通じて、社会の一員としての役割を果たしています。 

 

  地域のご要望に応えて、防犯カメラを設置しました。地域の皆さまに安全・安心をご提供する活動として対応させて頂きました。また、バスをお待ちいただく方の利便のために、ベンチを提供させて頂きました。

                      

 

富士運輸は、今後も積極的にSDGsに取り組んでまいります。